小樽市の皆様、介護福祉士講座の5つの特長です
小樽はこんな町です
小樽市(おたるし)は、北海道後志地方北部に位置する市。石狩湾に面し、古くから港湾都市として発展した。歴史的建造物が数多く、日本有数の観光都市としても人気が高い。札幌市からJR快速列車で30分前後であることから、隣接する札幌市のベッドタウンとしての役割も持つ。 後志管内では唯一の市であり最も多くの人口を抱えるが、後志総合振興局は内陸の倶知安町に置かれている。保健所政令市の一つ。最盛期の1960年代には人口は20万人前後だったが、以降人口は減少傾向にある。2010年4月1日に総務省から過疎地域として指定された。 後志支庁北部、日本海沿岸に位置する港町である。市域の南部は山地で、標高は高くないがところどころで海岸まで険しく迫る。市街が傾斜地まで展開しており、「坂の街」と呼ばれ、坂の代表的なものに船見坂(ふなみざか)や地獄坂がある。沿岸部を函館本線が走る。 「おたる」の地名はアイヌ語の「オタ・オル・ナイ」(砂浜の中の川)に由来する。しかしこれは現在の小樽市中心部を指したものではなく、現在の小樽市と札幌市の境界を流れる星置川の下流、小樽内川(現在の札幌市南区にある小樽内川とは別)を示していた。河口に松前藩によってオタルナイ場所が開かれたが、冬季に季節風をまともに受ける地勢ゆえに不便な点が多かったため、風を避けられ、船の係留に適当な西方のクッタルウシ(イタドリが生えるところ)に移転した。しかしオタルナイ場所の呼称は引き続き用いられ、クッタルウシと呼ばれていた現在の小樽市中心部が、オタルナイ(小樽内、尾樽内、穂足内)と地名を変えることになる。現在の小樽市域にはこの他、於古発(オコバチ)川以西のタカシマ場所、塩谷以西のヲショロ場所も開かれていた。これら三場所は、後にそれぞれ小樽郡、高島郡、忍路郡となっている。また、これら三場所と渡島国や道外の間には北前船の航路も開かれていた。 20世紀半ばまでは石狩地方で産出された石炭の道外への輸送や、ロシアとの交易で栄え、1920年頃までは、札幌の人口よりも多く、函館に次ぎ道内第二位の人口であった。しかし1960年代以降、石炭需要の低下と北海道内の炭鉱の閉山、ロシア貿易の衰退、近隣の石狩湾新港の整備により港としての機能は衰え、人口も最盛期より35%も減少している。 観光業。往時の繁栄をしのばせる近代建築が市街のいたるところで散見され、観光資源となっている。小樽運河は全国的に知名度が高い。映画やテレビドラマの舞台として頻繁に登場することから、中国、韓国、台湾など近隣諸国からの観光客が急増している。