山県市の皆様、介護福祉士講座の5つの特長です
山県はこんな町です
山県市(やまがたし)は、岐阜県にある市である。また、同県において平成の大合併によって誕生した最初の市である。 山県市の山県の名は、山県郡からきたものだが、「ヤマガタ」の名は、奈良時代にはすでに存在していた。(奈良の東大寺正倉院に「御野国山方郡三井田里戸籍」がある。御野国とは岐阜県美濃地方、山方郡とは山県市のこと。) 平安時代中期から室町時代中期まで山県郡発祥の美濃山県氏が存在する。これは清和源氏多田頼綱の三男、源国直がこの地を地盤としたことに始まる。美濃山県氏は甲斐山県氏、安芸山県氏それぞれの源氏のルーツとなっており、山県昌景(甲斐源氏)、山縣有朋(安芸源氏)といった姓はこの地名に由来する。尚、山県氏の発祥と同時期に土岐郡においては源国直の叔父が土岐氏を興している。ちなみに山県氏や土岐氏の主な紋所は山県市の花でもある桔梗である。 2003年4月1日、岐阜県山県郡の高富町、伊自良村、美山町が合併し、人口3万1千人の市として発足した。この合併で山県郡の名は消えたが、郡域はそのまま山県市として継承された。市役所は、旧高富町役場におかれた。美山、伊自良の町村役場は、支所として、運営されている。 2003年の初代市長の選挙には立候補者が一人のみで、4月20日に平野元(前高富町長)の無投票当選が決まった。次の市長選も平野元(現職)の無投票当選が決まった。市議会の議員定数は22人だが、2004年4月まで旧町村の議員(定数42)が引き続き議員を務めた。 選挙公営制度・条例が2007年3月の市議会で全国で初めて廃止となった。その3ヵ月後、以下に記す選挙公営制度を利用した詐欺事件が発覚した。 2004年の選挙の際に、前職・現県議会議員を含む山県市議ら数名が、条例で公費負担が認められていないはがき代や条例で決められた枚数を超えるポスター代を市に水増し請求していた事が2007年に発覚した。市議らとその他関係者ら、計12名が詐欺容疑で書類送検され、不起訴処分となった。ポスター代を水増しした市議5名は辞職した。しかし1名の市議と1名の県議ははそのまま職を全うした。これを発端として、市外各地で同様の事件が発覚した。 2008年4月詐欺事件後初の任期満了に伴う市議選が行われた。定数が減らされての市議選であり、詐欺事件の市民の意見を問う選挙と注目されていたが、定数ちょうどで無投票となった。 現在でも、この事件は、一名の市議が代表を務める市民団体が詐欺事件不起訴処分を不服とし申し立てをするなど解決に至っていない。